≪プロフィール≫
1947年東京生まれ。1970年立教大学社会学部卒業。撮影スタジオ勤務を経て、1971年に写真家・鋤田正義に師事、翌年よりフリーの写真家として独立。1974年27歳で渡米。ロサンジェルス、ヴァージニアを経て、1975年からワシントンDC、1978年からニューヨーク在住。1985年から1994年までグリニッジヴィレッジで写真ラボを経営。1994年に帰国するも2000年に再びニューヨークに戻り合わせて30年以上をアメリカで過ごす。2015年より東京在住。主な著作に『New York - Holly City』(1997)、『SNAPSHOT DIARY: Tokyo 1968-1973』(2002)、『Shibuya 1999』(2016)。2014年には、iPADアプリ写真集『Mike Nogami's Snapshot Diary』を刊行。映画「NO SMOKING」では、写真提供をしている。
オフィシャルサイト:http://www.mikenogami.com/
≪写真集『BLUE: Tokyo 1968-1972』内容紹介より≫
立教大学で同級の細野晴臣と遊び仲間だった野上眞宏は、細野との交流を通して、「はっぴいえんど」をはじめ、その後の日本のミュージックシーンを牽引することになるミュージシャンたちのレコーデングやライブ、楽屋での様子などを、プライベートに撮影した。野上がそこに居合わせ、しばしば撮影していたことで、当時まださほど注目を集めていなかった彼らの、極めて貴重なドキュメントが残されることになった。
はっぴいえんどのファンでもあるシカゴ大学のマイケル・ボーダッシュは、「この写真集に収められたイメージの静謐さに私は心を打たれた」と本書序文で綴っている。